仮想イメージを使ってPersoniumを始めよう
概要
本書ではVirtualBoxの仮想イメージを使用してPersoniumの環境を構築する方法について説明します。
また、本書はVirtualBoxバージョン5.2.22以降およびWindows10で動作確認済です。
セットアップ手順
VirtualBoxをインストールしてください。
あなたが構築したいPersonium Unitのバージョンのイメージファイルを 以下のURLからダウンロードしてください。
仮想イメージをVirtualBoxにインポートしてください。
「ファイル」ー「仮想アプライアンスのインポート」をクリックしてください。
ダウンロードした仮想イメージを選択して、「次へ」ボタンをクリックしてください。
スペックの変更を行いたい場合は各自変更を行ってください。「インポート」ボタンをクリックしてください。
ローカルマシンのhostsファイルの末尾に以下を追加してください。(例:C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts)
127.0.0.1 personium.example.com
- プロキシ環境を使用している場合はプロキシ除外設定の手順を参照してください。
- ネットワークの設定(任意)
- デフォルトはVirtualBox専用の仮想ネットワーク(10.0.2.0)になっています。
- 仮想ネットワーク経由での利用のみならNAT設定は不要です。
インポートした仮想イメージを選択して起動してください。
Personiumの動作確認
仮想サーバアカウント情報
ID :root
PASS:root
初回ログイン時に必ず変更してください。
Teraterm等のsshクライアントから仮想サーバーにログインしてください。
以下の情報を入力して「OK」ボタンをクリックしてください。
ホスト :localhost TCPポート:2221
ssh確認画面が表示されるため上記アカウント情報に記載されているID/PASSを入力してください。
unitadminの情報を確認してください。
# cat /personium/unitadmin_account unitadmin_account=unitadmin unitudmin_password={password} Personium_FQDN=personium.example.com
あなたのPersonium Unit-Managerが正常に動作していることを確認してください。
ブラウザから次のURLにアクセスしてください。
https://personium.example.com/app-uc-unit-manager/__/html/login.html- Unit-Managerのリンクを参照してください。
ログインページに以下の情報を入力して「サインイン」ボタンをクリックしてください。
- Login URL : https://personium.example.com/unitadmin/
- Username : unitadmin
- Password : {password}
{password}には、上記の手順2.で確認していただいたunitadmin_passwordを入力してください。
ログイン成功後、画面左の「Cell List」に以下のCellが存在することを確認してください。
- app-uc-unit-manager
- unitadmin
Personiumが正常に動作していることを確認してください。
localhostでcurlコマンドが実行できる環境を準備してください。
Unit User Tokenを取得します。 以下のコマンドを実行してください。
$ curl "https://personium.example.com/unitadmin/__token" -X POST \ -d "grant_type=password&username=unitadmin&password={password}\ &p_target=https://personium.example.com/" -k
Cellを作成します。以下のコマンドを実行してください。
$ curl -X POST "https://personium.example.com/__ctl/Cell" -d "{\"Name\":\"sample\"}" \ -H "Authorization:Bearer {Token}" -H "Accept:application/json" -i -sS -k
Personiumが正常に動作している場合、以下のようなレスポンスが返ります。
HTTP/1.1 201 Date: Mon, 28 Jan 2019 01:03:39 GMT Content-Type: application/json Content-Length: 245 Connection: keep-alive Location: https://personium.example.com/__ctl/Cell('sample') DataServiceVersion: 2.0 ETag: W/"1-1548637419191" X-Personium-Version: 1.6.15 Server: Personium {"d":{"results":{"__metadata":{"uri":"https:\/\/personium.example.com\/__ctl\/Cell('sample')", "etag":"W\/\"1-1548637419191\"","type":"UnitCtl.Cell"},"Name":"sample", "__published":"\/Date (1548637419191)\/","__updated":"\/Date(1548637419191)\/"}}}
OS and Middleware on VM
OS
CentOS 7.2 x86_64Middleware
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